2012年12月9日日曜日

遠刈田の思い出

「遠刈田」と書いて「とおがった」と読む。
そこは宮城蔵王の温泉街であり、伝統こけしの産地である。

本屋で伝統こけしのデザインを紹介する本に出会ってから、ずーっと行きたいと思っていたこけし職人のいる東北の温泉地。にもかかわらず、行けると決まってからも予習も何もせず仙台からレンタカーで遠刈田へ。2012年のGW初日のこと。
そしてやはりまず向かったのは温泉街のはずれにある、みやぎ蔵王こけし館。予約無しの飛び込みだったにもかかわらず、こけしの絵付け体験ができた。
そしてその近くにはこけし工人が多数住んでいるエリアがあったり。
(ちゃんと案内地図が道路脇に置いてある) 

その日はどしゃ降りの荒天だったため、お土産屋さんなどのぞきながらぶらり温泉街散策なんてことはできなかったのだけど、源泉かけ流しの公衆風呂「壽の湯」に入ったり、夜ご飯を食べたお店「えんそう」のご主人から遠刈田温泉についてお話を聞けたりで、東北の温泉街をすっかり満喫したのでした。

ただひとつ思い残したことがあるとすれば、遠刈田と白石市の間を車で走った通り道にあった「弥治郎こけし村
」をスルーしてしまったこと…
そこには弥治郎という小さな木地師の集落と、薬湯として知られる鎌先温泉があったみたい。そのころはまだ自分の部屋にこけしを飾るほどでもなかったし、よく知らなかったからしょうがないんだけど。

いずれにせよ機会あればまたゆっくり行きたい遠刈田温泉とその周辺。
そのときは、どしゃ降りのため通行止めだった蔵王エコーラインをドライブして御釜もおがみたいなあ。